天の笹舟巡音ルカオ
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天の笹舟 天中葉舟
一番下の引き出し 奥底
仕舞いこんじまってた 一張羅(いっちょうら)
久方ぶりに 袖を通せば
あれよ あれよ ひらひら舞うよ
在最下層抽屜的 最深處
被收藏著的 唯一華服
要是久久一次才 穿上它
就會搖呀 晃呀地 輕飄飄的舞起了
踊る足取り さそわれ歩くと
下駄を鳴らして待つ影 ひとつ
口の端(は)上げて 眼(まなこ)で射せば
あれよ あれよ ふらふら堕ちる
被輕舞著的步伐 吸引住而前進的話
在木屐發出響聲之時有著一道 等待的身影
若是嘴角上揚 眼光發亮時
就會搖呀 晃呀地 輕飄飄的陷落了
紅いちょうちょが飛び交って
夜風に凪(な)がれた 笹の葉つまむ
そよそよと流れる 果ては天の川
はっぱの御舟(おふね)で 連れてっとくれ
紅色的蝶群亂飛交錯
摘下了在夜風中 安寧不晃的竹葉
徐徐地仍其流水 終點是天上銀河
就用那一葉扁舟 帶我一同前往吧
己(おまえ)が漕いでくれるのか?
わっちの手を取りゃ 崖っぷち
泳いでくのは 鮒か鯉
溺れていくのは悲し 恋
己(おまえ)が結んでくれるのか?
望むべくなし 短冊へ願い
塞ぎ止められぬ もう止められぬ
你是否肯為我掌舵呢?
握起了我的手 在懸崖邊
游著泳的 是鮒魚亦或鯉魚
逐漸溺下的是悲傷的 戀情
你是否肯與我結合呢?
不應該嚮往 朝詩籤許下心願
已無法強堵起 也已無法停下
閉じ込めていたのは 桐の箱
これっきりだの、馬鹿をお言いよ
理(ことわり)離れた ちょうちょの群れは
あれよ あれよと 増えていく
緊緊闔上的 是桐木製的箱子
請對我說已到盡頭或、妳真是笨之類的話吧
背離倫理的 蝶群
搖呀 晃呀地 逐漸增加
蒼い月が頬を冷やせば
叢雲(むらくも)流れて 指先絡める
ざわざわと高鳴り 衣(ころも)が擦(かす)れ
このまま果てまで 連れてっとくれ
若是蒼色月光將雙頰變冷
浮雲流過 指尖交纏
沙沙作響的 衣袖摩擦聲
請就這樣帶著我 直到盡頭
わっちを燃やしてくれるのか?
さだめを決めれば 野となれ 花と
ぱちぱち音たて、炎が奪う
きしんだ心を、己(おまえ)が奪う
わっちを盗んでくれるのか?
燃やせど奪えど 消えてはくれぬ
動かぬ鉛(なまり)が 踝(くるぶし)掴み
その背に見えるは、大きな獄門…
你是否肯將我燃燒呢?
若是命運已決 便化為荒野 化為鮮花
被燃燒作響的火焰所奪走
劇烈作響的心,被你奪走
你是否肯將我盜走呢?
即便被燃即便被奪 也不會使我消失
無法挪動的鉛塊 緊捆我的腳踝
在那背後所能見的 是高大的牢獄入口……
ねえ、呼んでくれるな
もう、逢ってくれるな
燃やし尽くされ 灰まで消えて
後に、何が残ろうか…
吶,不要呼喚我了
不要,再相逢了
在燃燒殆盡 成灰消散之後
還會留下什麼呢……
それでも、涙はまだ枯れぬ
即便如此,淚水仍然是停不住
ふたりを なぞらえ こう告げようか
他生で添い遂げ いっしょになって
お空の川で泳ぐ鯉
それとも 夜空を飛び交う蝶に
就將兩人 比作如此吧
來生再兩人一同 雙宿雙棲
彷如在天河中潛泳之鯉
又彷如 在夜空中雙飛之蝶
ふたりを悼んで こう願おうか
流れるくず星 一つにかけて
このまま続く 天の川の果て
笹の御舟(おふね)で 連れてっとくれ
就來許願 為我倆哀悼吧
將那心念 繫於一顆星屑之上
就這樣用 竹葉的小舟
領我前往 延伸至的銀河盡頭吧